Publications

Nicole Rallis, Ken Morimoto, Michele Sorensen, Valerie Triggs, Rita L. Irwin. (2024). Walking in Art Education: Ecopedagogical and A/r/tographical Encounters (Artwork Scholarship: International Perspectives in Education). Bristol: Intellect.

Koichi Kasahara, Nanami Inoue, Mika Takahashi, Chiaki Hatakeyama, Yukito Nishida, Takeshi Kawahito, Naoko Kojima, Kanayo Ban, Sosuke Ikeda, Momoka Kiyonaga and Kanae Shimoji. ‘A/r/tographic Inquiry of ‘Yo/Haku’ during the COVID-19 Pandemic Era at the Art Bay Tokyo Olympic Pavilion.’

This edited collection highlights ways that arts-educators have taken up important questions around environmental sustainability and land stewardship through walking practices across spatial, temporal and cultural differences. 

Nicole Y. S. Lee, Marzieh Mosavarzadeh, Joanne Ursino, & Rita L. Irwin (2024). Material and Digital A/r/tographic Explorations: Walking Matters (Studies in Arts-Based Educational Research, 9). Heidelberg: Springer Nature.

Koichi Kasahara, Saki Ishii, Taichi Nishina, Gui Rong, Zhou Yongee, He Zhancheng, Zheng Shan, Kei Tajima, and Rise Shoji. ‘Walking through Life Changes: A Re/construction of Identity through A/r/tography.’

This book considers the generative tension between the materiality and virtuality of walking methodologies in a/r/tography and arts-based educational research. It explores the materiality of practice—manifestations, manipulations, residues, and traces of both real and imagined experiences and events. Authors present artistic representations, renderings, artifacts, and documentations that allow for various forms of return and re-visitation of places/spaces and temporal moments...

Joaquín Roldán, Ricardo Marín-Viadel, Marzieh Mosavarzadeh, Ken Morimoto and Rita L. Irwin. (Eds.). (2023). Visual methods, a/r/tography & walking in educational research. Ginés Marco: Tirant Humanidade.

Koichi Kasahara, Ken Morimoto, Maho Sato, Chihiro Tetsuka, Ryoji Namai, Yuka Kuriyama, Akihisa Komuro, Minako Kayama, Jianan Ding and Keiji Iwanaga.‘Walking and discovering in school: Five visual art practices in primary school using visual a/r/tographic inquiry.’

 In this book, educational researchers from around the world explore methodological interactions between visual images, a/r/tography, and walking. Adopting an aesthetic attitude and integrating artistic and visual thinking within educational research allows us to explore a vast array of new creative tools.

柳沼 宏寿(編著) (2024) 『映像メディア表現の教育的意義: 感性による教育の地平から』学術研究出版

本書は、美術教育における映像メディア表現の教育的意義に関する論考・実践集である。近年、社会のグローバル化やICT化の加速とともに映像メディアの重要性は増すばかりだが、その一方で教育現場におけるカリキュラムやメディアリテラシーなどの整備は追いついていない。歴史的にも極めて重要なこの時期に、先端的な理論と実践を集約し今後の道標とすることが本書のねらいである。

第4部にて、春野修二・笠原広一「虫食い台本を使ったグループによるワンカット撮影動画の制作」を執筆。

笠原広一・小松佳代子・生井亮司(編)(2022)『アートベース・リサーチがひらく教育の実践と理論 ABRから始まる探究(1)高等教育編』学術研究出版 

アートベース・リサーチ(Arts-based Research: ABR)の可能性とは何か。本書はシリーズ「ABRから始まる探究」の「(1)高等教育編」として、教員養成系大学と美術デザイン大学および大学院での研究、制作、教育実践を詳述し、ABRが拓くアートとリサーチと教育の可能性を探究した論考集である。

笠原広一・池田吏志・手塚千尋(編)(2022)『タイトル: 子どもの表現とアートベース・リサーチの出会いABRから始まる探究(2)初等教育編』学術研究出版 

アートベース・リサーチ(Arts-based Research: ABR)の可能性とは何か。本書はシリーズ「ABRから始まる探究」の「(2)初等教育編」として、芸術に基づく探究型学習理論、幼稚園や小学校での実践例を基に、ABRの初等教育/研究での可能性を探究。

笠原広一編, 山本一成, 細見佳代, 山本知香, 竹 美咲, 小室明久, 真木千壽子, 山口さゆり, 柏木柊璃, 高橋美花 著(2021)『アートの体験を生きる—表現/実践/研究のあいだにひらかれるもの』学術研究出版

アートの体験活動に取り組む実践者たちが参加者の/との体験について考え,その意味について気づきや理解を得ていくための実践研究のアンソロジーである。 美術、ダンス、演劇、整体ボディワーク、音楽療法、保育や特別支援教育での美術教育、教育実習や大学でのワークショップなど、様々な表現の場に関与する当事者としての主観的・間主観的な実感に根ざした研究を収録。

美術教育学叢書企画編集委員会 直江俊雄 責任編集(2022)『美術教育学叢書3 美術教育学 私の研究技法』学術研究出版 

美術科教育学会が刊行する「美術教育学叢書」の第3号。美術教育研究の全体像と歴史をとらえた第1号『美術教育学の現在から』(2018年)、第2号『美術教育学の歴史から』(2019年)を受け、本書は未来に向けて研究に取り組む人々への励ましとなる内容を目指す。(HPより)笠原は「ワークショップ研究からArts-based Research (ABR), そしてA/r/tographyへ」を担当。


笠原広一・小室明久・竹美咲(編)中村美亜・山下智也・藤原久美子・花澤洋太・野呂田理恵子・末永幸歩・奥田大介・南部良太 他著(2022)『まちと・アートと・ばづくりと—こくぶんじアートラボ・プロジェクトの実践から—』学術研究出版.

新型コロナウイルスの感染拡大が始まった中で,大学やまちに居場所を失った大学生や,地域でアート・ワークショップに取り組んできた人々と共に取り組んだ,「こくぶんじアートラボ・プロジェクト」の活動を紹介。生活の場であるまちで繰り広げられるアートの活動記録や講演録を通して,ウィズ・アフターコロナ時代の,まちと,アートと,場づくりのこれからを考えるための一冊。

Alexandra Lasczik Rita L. Irwin Amy Cutter-Mackenzie-Knowles David Rousell Nicole Lee. (Eds.). (2022). Walking with A/r/tography. Cham: Palgrave Macmillan.

This collection offers arts-based and movement based approaches to educational research. Expands the implications for walking and movement and as inquiry. Includes new and innovative walking inquiry modes through the lens of a/r/tography.

Koichi Kasahara, Satoshi Ikeda, Kayoko Komatsu, Toshio Ishii, Takashi Takao, Kazuji Mogi et al. (2022). Invitation to Walking Inquiry Along the Kumano Kodo Pilgrimage Trails: An A/r/tographic Travelogue Re/braided with Walkers’ Inquiries, In Alexandra LasczikRita L. IrwinAmy Cutter-Mackenzie-KnowlesDavid RousellNicole Lee. Walking with A/r/tography. Cham: Palgrave Macmillan.

Kayoko Komatsu, Kikuko Takagi, Hiroaki Ishiguro, and Takeshi Okada. (Eds.). (2022). Arts-Based Methods in Education Research in Japan (Arts, Creativities, and Learning Environments in Global Perspectives, 7). Brill Academic Pub.

This volume focuses on new trends in art and education in Japan. It will inspire and provoke discussion among researchers and practitioners in various educational settings about the future direction of art education in Japan and around the world.

Koichi Kasahara. (2022). What Arts-Based Research and A/r/tography Allow for Art Education in Teacher Training and Education in Japan (Chapter 3),(pp. 46–74).

茂木一司他編

視覚障害のためのインクルーシブアート学習

ジアース教育新社

視覚障害アート教育の基礎とは何かについて明らかにした本邦初の書籍。理論編では、視覚障害アートの歴史、海外の視覚障害者の芸術鑑賞等について解説。実践編では、視覚障害者と晴眼者がともにアートを楽しむイベントや、さわるだけでなく身体を使って鑑賞するプログラム等を紹介。

今回は中国の杭州師範大学の胡俊教授の実践と理論の翻訳編集を丁佳楠と共同で担当。

笠原広一, リタ・L・アーウィン編著(2019)『アートグラフィー:芸術家/研究者/教育者として生きる探求の技法』学術研究出版/BookWay

A/r/tography:アートグラフィーを専門的に紹介する日本初の書籍。提唱者リタ・アーウィンとの共同編集。カナダと日本から27名が執筆している。アート(芸術)とグラフィー(研究論文やエッセイ)のハイブリッドな手法と考え方,そして,a/r/t=芸術家artistであり研究者researcherであり教育者teacherでもあるという,私たち人間の存在の多面性のあいだ(in-between)に生成する生を,アートを通して見出し, 創造し, 探求していく生の技法(アート)が多くの理論と実践で紹介されている。アートと自らの関係を軸に制作/研究/社会的活動を行う/考える全ての人々へ。

笠原広一(2017)『子どものワークショップと体験理解 ―感性的な視点からの実践研究のアプローチ』九州大学出版会

全国各地で取り組まれている子どもたちとのワークショップ。実践者はどのようにワークショップの体験を理解することができるのか。幼児・児童が参加する絵画や映像の表現ワークショップを事例に、関与観察とエピソード記述の方法で、実感に根ざした感性的な視点から体験を捉え、その意味や価値を考察していくワークショップの研究方法を詳しく紹介する。ワークショップにかかわり、ワークショップについて「書く」人たちのための一冊。

民具・民芸からデザインの未来まで―教育の視点から

分担執筆(学術研究出版)

民具・民芸,工芸,デザインに関わる過去から現在,未来までを見据えた大きな歴史の流れを俯瞰し,そして接近的な眼差しを向けた専門知と経験値に満ちた多様な論考群で構成されています(書籍案内文より)。第3章で「郷土人形づくりをとおして願いを考える-ふくしまでの親子の張子づくり教室から-」を執筆。

笠原広一編著(2019)『アートがひらく保育と子ども理解 多様な子どもの姿と表現の共有を目指して』(東京学芸大学出版会)

保育現場でのアートによるアクションリサーチから生まれた一冊。東京学芸大 学芸の森保育園が取り組んでいる専門家と連携した造形活動や研究会,作品展やカンファレンスなど,アートによる保育の質的深化の実践と,保育者や保護者へと多様な子ども理解の共有を広げる取り組みの記録。多数の乳幼児の美術教育研究の専門家による実践と理論も合わせて収録した一冊。

美術教育学叢書1 美術教育学の現在から

分担執筆(学術研究出版/BookWay)

永守基樹の責任編集の下, 美術科教育学会から創刊された叢書。特に1970年代以降の美術教育学の成果と到達点を示すため14の論文(章)を収録している。笠原は第6章「美術科教育の学習論と実践理論の拡張:学習論・ワークショップ・インクルージョンの関連動向から考える」を執筆。

領域「環境」の理論と実践

分担執筆(ヴィッセン出版)

保育の領域「環境」について理論と実践をまとめた保育者養成校用のテキスト。第7章「環境を探究するプロジェクト―多様なものの見方や好奇心・探究心を育む」を執筆。